イタウバの塗装・耐久性比較開始から４ヶ月が経過しました。先週ハードウッドの耐久性比較でも、多くの材で退色の進行が確認できましたが、イタウバも着々と退色が進んでいます。そして、３つの塗料（オスモカラー、ウッドガード、スーパーウッドステイン）の差も、さらに明確になってきました。
↑写真右端から、下記のとおり。ウッドガードとスーパーウッドステインは、かなり無塗装に近い質感になってきました。
- 無塗装１（メンテ無し）
- 無塗装２（メンテ有り）
- オスモカラー塗布
- ウッドガード塗布
- スーパーウッドステイン塗布
↑別角度から。手前２枚が無塗装、真ん中がオスモカラー、ウッドガード、スーパーウッドステインと続きます。塗料による差が良く出てます。
無塗装
↑無塗装イタウバ２枚。白い箇所が増えてきました。順調に退色が進んでいます。この質感も味があっていいですね＾＾
↑無塗装、アップ。毎月変化が楽しいです。今後が楽しみです♪
オスモカラー
↑オスモカラーウッドステインクリアープラス(外装用)#420を塗布したイタウバ材。
コイツだけ色が濃く良い状態？を保っています。他の２つの塗料はだいぶ剥げてきた感じがしますが、オスモカラーはまだまだいける感じ。これだけ差がでちゃうとな～お値段３倍でもオスモにしたくなっちゃいますｗ
↑オスモカラーアップ。若干白く粉っぽい箇所がありますが、とても綺麗。
ウッドガード
↑ウッドガードクリヤ（油性外部用）。う～ん、この塗装が剥げた感じ。表面が白く、無塗装よりも汚い感じ。
↑ウッドガードアップ。左隣のオスモとの差は歴然。割れが水分をがっつり吸い込みそうな感じです。
スーパーウッドステイン
↑スーパーウッドステイン。こちらもウッドガード同様、白っぽく変化。ウッドガードよりも汚い感じ。
↑アップにすると、さらに汚い。質感は無塗装のほうがいいですね。
先月時点でも、塗装３材の差が結構出ていましたが、今月はさらに顕著に。オスモカラーの優秀さが際立ちました。オスモカラーは４ヶ月経っても見た目がほとんど変わらず、綺麗な質感。それよりも、ウッドガードとスーパーウッドステインの見た目の悪さが気になりました。今の見た目が今後もしばらく続くのであれば、ウッドデッキとして見た目が悪く、魅力がありません。樹脂製のデッキよりはよいけれど、天然木のウッドデッキとしては魅力半減です。いくら劣化を遅らせてくれるとはいえ、見た目が悪い期間が長ければ、何も塗らない無塗装のままのほうが良いのではないかと思うのです。
撥水性テスト
今月も元気に撥水テスト！１リットルの水をまんべんなくぶっかけました！
今回は先月よりも気温が高く、早く乾きそうな気配。
↑３分経過。これまでと同じく、無塗装と塗装した３枚の差は歴然。まだ撥水効果は持続しているということですね。無塗装は水をたっぷり吸い込み、とても濃い焦げ茶色になっています。
↑別角度から。無塗装は表面がじとじとして中まで水分が染み込んでいそうな様子。
↑塗装した３つは、撮影中にも表面がどんどんかわいていきます。塗装面が汚く保護効果が薄れてきた感のあるウッドガードとスーパーウッドステインも、見た目は悪いけれど撥水効果はまだ持続している様子。
↑６分経過
↑９分経過
塗装した３枚は表面がほぼ乾ききりました。
↑１２分経過
↑１５分経過
先月よりも乾きが早い。気温の差が大きいのでしょう。無塗装の表面は乾いたあとでも触ればしっとり湿気が感じられますが、塗装３枚はしっかり乾いてます。撥水効果は４ヶ月経過時点でもしっかり残っています。
気になった点
イタウバすのこを裏返して劣化具合をチェック
↑前々から気になっていたのですが、イタウバすのこを裏返すと無塗装と塗装した３つの差がよくわかります。写真左側３枚は塗装したイタウバですが、室内に保管しているイタウバと色の差は殆どなく綺麗な状態。写真右側２枚の無塗装は、色が濃くなっているのがわかりますね。塗料の撥水効果によって木材への水分の染み込みを防いでくれているため、変化（＝劣化）も少ないのでしょう。
総評
- 無塗装の退色が進んだ
- ウッドガード、スーパーウッドステインは表面が白っぽくなり見た目がイマイチ
- 撥水効果は全ての塗料で持続
塗料の評価は今のところ、
オスモ＞＞＞ウッドガード＝スーパーウッドステイン
です＾＾
次回は１ヵ月後、５月１３日前後に更新予定です。
▼イタウバ塗装・耐久性比較記事一覧はこちら！
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