次は勝手口。これもいらないっす。
我が家は検討中から家が建つまで、夫婦間でその言葉すら出てこなかったくらいですw
何となくあったら便利そうだし、実家にもついてたから勝手口はあって当然。絶対に必要!なんて思っている方もいるのではないかと思います。
昔は勝手口を使う習慣が広くあったし、メリットが多かったのだと思いますが、現代では生活様式も変化し、多くの家庭では勝手口を活用する機会は減っているのではないでしょうか。
建築予算はかぎられているし、我が家では勝手口が必要になるシーンも見当たらないし思いつかない。ですので、勝手口については検討すらしなかったのですが、折角新築するので勝手口についても少し調べてみました。まずはメリットから。
勝手口を設置するメリット
1.生ゴミを外にすぐ出せる
これはわかります。現代における勝手口の最大のメリットといえば、これではないでしょうか。我が家が新築予定の地域では生ゴミの日は週2回ですが、夏場は臭いが気になるので早く外に出したいです。
しかし、我が家の場合はメインの玄関から出た近く、人目につかない見えにくい場所にゴミ箱を設置してしまえば全く問題ないでしょう。大した距離ではないですし、勝手口を設置するデメリットと比較すると、、、う~ん。って感じですね。
2.自然光が入る
これ、勝手口をしらべているとよく目にするメリットなのですが、光をとりこみたいなら窓でよいのではないかという意見が多数。私もそう思います。
3.換気しやすい
え~?ドアあけて換気するの?虫はいってきませんかね~?それに防犯上よろしくないのではないでしょうか?通風開口が取れる勝手口ドアなんていうものもあるみたいですが、気密断熱性能が落ちる上にコストもあがりますよね。このメリットは微妙だと思いました。
4.火災時の玄関以外の脱出口となる
う~ん、、、これもなんとも微妙なメリットだと思いました。万が一火事になってしまったら、たしかに出口が多いほうが生存確率はあがると思いますが、火事になったときの心構えと、家の構造を頭にいれておいて実際にどう動くか?という意識づけや訓練を家庭内で時々行ったほうが効果が高いと思います。
勝手口を設置するデメリット
1.防犯上あまりよろしくない
最近の玄関ドアは結構堅牢に出来ていて、防犯面でも様々な対策がなされています。しかし、勝手口はどうでしょうか?昔の勝手口よりは進化しているとはいえ、やはり玄関ドアより薄く、鍵も簡易的。勝手口があるだけで泥棒に狙われやすい家になってしまうのではないでしょうか。実際よく狙われるためか、勝手口の防犯グッズが沢山ありますが、そんな心配をしなきゃいけないものを設置するのって、ものすごいデメリットだと思うのです。
2.気密断熱面でマイナス
これも結構大きなデメリットではないでしょうか。あまり気密断熱を気にしない私でも、壁紙、断熱材、木質パネル、サイディングやタイルなどで構成された壁と勝手口ドアとでは、機密断熱に大きな差がでてしまうと思うのです。
3.外観やインテリアに悪影響が出る
各メーカーの勝手口ドアを見てみると、ひと昔前よりはだいぶマシになったとは言うものの、やはり格好悪いのです。シンプルなものを選んでも、
4.スペースがつぶれる
当然ですがドア前には物は置けなくなりますので、スペースがつぶれます。
5.コストアップ
いわずもがなです。
以上、メリットにもデメリットを書いてしまいました。
勝手口は、建売を検討していたときに内覧した家々の中で、1軒だけありました。5~6軒見て回りましたが、1軒だけ。やはり少ないなぁという印象です。時代遅れ感は否めません。我が家もそうですが、首都圏では土地が広く取れないため、建物も狭くなってしまうから要らないんですよね、1軒にドア2つなんてw
家の広さや用途によってはメリット>デメリット
【2018/03/23追記】
新居のご近所さんで比較的新しいお宅(築5年程度)には、勝手口がありました。
実際何度かお邪魔させていただいてますが、家が広く敷地も広いので、キッチンの真横にある勝手口は有用だと感じました。現代では勝手口を設けるメリットというか必要性が無くなってきているとはいえ、家や敷地が広ければ、勝手口を設けるメリットのほうがデメリットを上回るということもあると思います^^
検討中にいろんなお施主さんのブログを拝見しましたが、勝手口を設置しているのは圧倒的に地方の方が多かったです。やはり首都圏では敷地が広く取れず、20坪~40坪程度の敷地面積が大半を占めるため、勝手口を設置するメリットよりもデメリットのほうが上回ると思いますので、必然的に勝手口は不要。という結論に至るのだと思います。
勝手口が必要なくらい広い家、いいな~羨ましい^^
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