【新築不要設備シリーズ】給湯器:エコキュートは要らない!

新築不要設備

私の嫌いな住宅設備、給湯器のエコ○○系のお話です。

初期投資が高額になりがちな設備は基本的に好きじゃないのですが、その中でもエネルギー系の設備についてはとても慎重です。迷ったらやらない。無くていいという考えで検討を進めていきました。

まずはその給湯器、エコ○○系の設備ついての比較から。

燃料給湯発電タンク価格特長
エコキュート電気高い深夜電力で沸かすので電気代が安い
エネファームガス高いガスで発電もできる
エコジョーズガスなし安いすぐにお湯が出る、設備が安く壊れにくい、設備価格自体が安いので交換も安価
エコワンガス+電気高い電気とガスのいいとこどり、プロパンでも使える
エコウィルガス+電気高い電気とガスのいいとこどり、発電もできる

上記のなかで我が家が導入を決めたのは、一番安いエコジョーズ。気になって導入しようか迷ったのはエコワン。かなり迷いましたが、上記のとおり設備投資については迷ったらやらない慎重派なので、イニシャルコストが最もやすく、リスクも少なくシンプルなエコジョーズにしました。かけられる予算も限られてますしねw

この中でもダントツに「これは要らねーだろw」と思ったのが、エコキュートです(導入している皆様ごめんなさい!)

我が家は元々オール電化ではなくガス併用で検討していたので、エコキュートは検討にも上らないとは言っても、新築検討中なら気になって調べちゃいますよね。ガスとの比較などをしていると必ずといっていいほど名前があがるエコキュート。しかし、調べれば調べるほどデメリットが多いと思うのです。

エコキュートのデメリット5つ

1.初期投資額が大きい

高いですよね。エコキュート。初期投資で60~80万くらいかかりますよね。一方エコジョーズは10~20万程度。差額は50~60万ほどでしょうか。この差はかなり大きいですよね。補助金や助成金が出る!とかで、初期費用がエコジョーズと同じくらいになるなら、まぁ検討の余地はあると思いますが、、、他のデメリットを見ると初期費用だけでは決めかねます。

2.故障するリスクがある&修理費用が高額

故障するリスクはどんな設備にもあると思いますが、その際にかかる修理費用や交換費用はどの程度かかるのか。シンプルな構造のエコジョーズとくらべると、エコキュートの方が当然高額になる場合が多いです。

3.節約効果が低い

初期投資額が結構高いエコキュートですが、節約効果を試算してみると、実はそんなに節約効果が高くないです。

▼参考:パナソニックさんのランニングコスト紹介ページ

低ランニングコスト|はじめてのエコキュート|エコキュート|給湯・暖房|Panasonic
パナソニック株式会社 Panasonic 自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機・パナソニック エコキュートのページです。

個々のご家庭の使用状況によってランニングコストは変わると思いますが、月平均1,900円とのこと。

総務省統計局の家計調査によると、4人家族のガス代は1月あたり約6,015円となっています。2人世帯だと4,858円、3人世帯は5,888円。このガス代平均額は、お風呂以外の用途での使用も入っているので単純な比較はできませんが、エコキュートとの差額はおよそ4,000円。年間ではおよそ48,000円程度。5万円前後節約できるので、結構でかい!と思うかもしれませんが、導入費用が高いので、ペイするまでに最低でも10年はかかることになります。

、、、これで節約効果が高いといえるのでしょうか?

結局のところ、電気ガス併用でエコジョーズでも、トータルコストはそんなに差がでないと思うのです。現状では、構造がシンプルで導入コストが安く、交換や修理費用も安くつくエコジョーズのほうが優れていると思います。

4.大きくて設置に場所をとる

エコキュートのタンク、検討したことがある人ならご理解いただけると思いますが、大きくて場所をとります。敷地スペースに余裕がないと、ものすごく邪魔です。薄型モデルというものがありますが、それでも奥行きが44cm。

▼参考:パナソニックさんのエコキュート設置ページ

設置について|特長一覧|エコキュート|給湯・暖房|Panasonic
パナソニック株式会社 Panasonic 自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機・パナソニック エコキュートのページです。

2017年モデルのエアコン室外機の奥行きは、一番大きいものでも35cm程度。それよりも10cm近く奥行きがある大きなモノを置かねばならなくなります。

▼参考:エアコントラブル相談室の2017年モデル比較ページ

2017年モデル比較 >本体の寸法:2017年ルームエアコン徹底比較
本体の寸法。2017年モデル比較 。電気代やデザイン、運転音、大きさなど2017年エアコンを比較します

導入コストが高い上に、節約効果も微妙、さらに場所をとるエコキュート。その大きさゆえにそもそも設置できない家も結構あるでしょうし、庭スペースや犬走りのスペースを有効活用したいときにも邪魔です。我が家は犬走りスペースも有効幅が70cm程度しかないので、エアコンの室外機程度なら通行の邪魔になりませんが、44cmもとられちゃうとね。。

5.騒音が発生する

極め付けはこれ。夜中に低周波による騒音長い時間発生し、隣近所とのトラブル案件がたくさん出てきます。低周波音は外壁も通過してしまうらしく、お隣さんの安眠を著しく妨げてしまいぜんぜん眠れない!などという被害もあったりするらしい。おいおいマジかよ!そりゃあヤバいだろ、、、個人的にはこのデメリットが一番嫌ですね。

上記4つのデメリットでも私なら導入はしませんが、騒音で近隣トラブルとか絶対に嫌です。初期投資の費用で多額の光熱費の先払いをしておきながら、故障や騒音のリスクを考慮しなければならないうえに場所もとる。私にはメリットがないどころかデメリットしか感じません。

主だったデメリットは上記の5つなのですが、個人的に調べていて気になったのは、エコキュート、エネファーム、エコウィル等、貯湯タンクのお湯は基本的に飲用不可という点。お風呂のようにほぼ毎日洗ったりも出来ないタンクに貯めたお湯ですので、飲用不可というのはわかるのですが、そういう状態のお湯を使用すること自体に抵抗があるのです。

また、オール電化は夜間の電気代がかなり安く設定されているために、日中の電気代が高額になる場合があります。導入した皆さんは夜間に集中して電気を使うようにしていると思うのですが、土日祝日等、お休みの日の日中はどうしているのでしょうか?エアコンや床暖は弱めもしくは稼動せずに節約?もしそうだとしたら結構ストレスじゃないですか?と思うのです。

デメリットばかり書いてしまいましたが、すぐにお湯がでる!などの快適性の観点で言えば、エコキュートのほうが優れていると思いますので、寒い季節にすぐに暖かいシャワーのお湯が出てこないのがイヤ!ストレス!というような人であれば、導入してもよいのではないかと思います^^

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