【新築不要設備シリーズ】床暖房はいらない!

新築不要設備

かなり煽り気味なタイトルですが、我が家で採用しなかった設備について書いていきたいと思います。

1つめはこの季節にピッタリな、

 

床暖房

 

です。

我が家では不要ですが、注文住宅では採用するご家庭は多いのではないでしょうか。

快適すぎて、一度つかったらもうやめられない!

という評判も多く、とてもよさそうな設備だと思いますが、我が家は導入しませんでした。

理由を書いていきたいと思います。

1.使用する期間が短い

床暖房を使用する期間って、短くないですか?

長くても真冬の2~3ヶ月程度だと思うのです。

エアコンだけで済んじゃう日が多いと思うのですが、そうすると使用する期間は年間でせいぜい2ヶ月前後だと思うのです。

この短い期間のために、結構なコストをかけるのは勿体無いと思ってしまうのです。

後述しますが、設備が増えるのでリスクとコストも増えます。

2.故障リスクとメンテナンス費用

設備なので故障します。しないかもしれませんけど、する可能性は十分あります。故障しなくとも、メンテナンスは必要です。全館床暖房なんかにしてしまったら、いったいいくらかかるのでしょうか。10年に1回、不凍液の交換が必要(3~5万円程度)という話もききますが、故障したときの修理費用は、かなり高額になる(30万~状況によっては100万!)らしいので、故障したらはい、それまでよ~なんていうご家庭も多いのではないかと思います。

他の新築ブログなんかをのぞいてみても、床暖のメンテナンスコストや故障時のコストに詳しく言及しているものはあまり多くないです。ネガティブな情報なので載せづらいしそんなのを記事にしても楽しくないでしょうから仕方ないのですが、これから導入を検討している方は、メンテナンスコストと故障したときの修理費用はしっかり確認し、頭に入れておかないと結構大変かもしれません。

3.光熱費が高い

我が家はLDKを15畳で計画しているのですが、それくらいの部屋でも安く見積もって月間5,000円~10,000円はかかるでしょう。寒さが厳しい時期、2~3ヶ月とはいえ、これが全館床暖房だったら、、、と思うと^^;

導入した方々のブログを見てても、光熱費高いから使用をひかえているとか、使わなくなったという記事が結構あります。

でもですね、これは仕方ないと思うのです。友人知人宅に訪問して、床暖いいな~快適♪新築したら絶対つけちゃお♪ってな感じだと、どうしても付けたくなっちゃいますよね。

床暖には、あの恐るべき

コタツ

と同じような惹き付ける魅力があるのだと思っていますw

4.暖房の代わりにはならない

当たり前のことですが、暖房の代わりにはなりません。これだけで部屋を暖められるわけではありません。いや、できるのかも知れませんが、光熱費がものすごいことになりそうですw

5.床暖なくても暖かい

昨今の家はローコスト住宅でも、一昔前の木造住宅と比べたら気密断熱性能が格段に上がっているため、結構暖かいです。6地域(=Ⅳ地域)以西でしたら、真冬でも気温が氷点下になることは殆どなく温暖です。最近のエアコンは性能が良いので、省エネでかつ十分暖かい。

よく、エアコンだと足元が暖まらず頭のほうだけあつくなるし、風が当たるから不快!床暖なら足元から優しく暖めてくれるし快適!という話を聞きますが、初期導入コスト、光熱費、故障リスクとメンテナンス費用を考えると、、、う~ん。って感じです。エアコンの風だって、最近は送風機能が充実してたり気流作ってくれたりするものもありますからね。

6.無垢フローリングだと使えない場合がある

我が家はフローリングは無垢材使用予定なので~(安いやつですがw)、床暖房NGだったりするんです。使えるものもありますが、反りが出やすくなったりしますので、併用しないほうがいいですね。まぁ柔らかい材質の無垢床ならば、それだけで断熱性が少し上がるので、床暖はいらないでしょう。イニシャルコストもメンテ費用もかかりますが、床暖ほどではないですし、エコですよね♪

7.床下にカビがはえる

「床暖房 カビ」「床暖房 布団 カビ」などのキーワードで検索すると、沢山情報がでてきます。床暖房で布団がカビるのは素人でも容易に想像できますし、使い方が悪いと思いますのであまり言及しませんが、床暖房の影響で床下がカビて大変なことになるというのはちょっと洒落になりません。実際、少なからずそのような事例があるので、事前によく調べて設置しないと建物の構造にも悪影響がありますし、なにより健康を害します。カビは本当にヤバいですからね。

8.赤ちゃんにとっては危険?

我が家は既に赤ちゃんがいないので直接関係ないのですが、床でハイハイしたり寝転がる赤ちゃんにとっては、かなりリスクがあるようです。「床暖房 赤ちゃん」で検索すれば情報が沢山出てきますし回避方法も出てきますが、これから出産予定だったり赤ちゃんがいるご家庭では、頭に入れておいたほうがよさそうですね。

あとですね、床暖房にお金をかけるくらいなら、、、断熱材や窓サッシに回したほうが良いと思うのです。気密断熱には十分コストをかけた!完璧!ってな方が床暖房も!というなら何も言いませんが、壁や床、天井の断熱材が薄いとか、サッシがアルミならば、そっちにコストをかけたほうが圧倒的に有意義ですしエコです。断熱材やサッシはエネルギー使いませんからね。

サッシがアルミならアルミ樹脂複合か樹脂サッシにしたり、壁の断熱材がグラスウールなら標準仕様の断熱材の厚さと密度を把握して、より厚く密度の濃いものにするとか、硬質ウレタンフォームにする。また、窓ガラスをトリプルガラスにしたり、北国ならば二重窓にするなど。

床暖房の導入コストとランニングコスト、メンテナンスコストを窓サッシやガラス、断熱材に振れば、かなりの性能アップが可能です。しかも、床暖は冬場だけの恩恵ですが、サッシや断熱材の性能アップは夏もエアコンの効きがよくなるという恩恵を受けられます。

以上、床暖房を導入しない個人的な理由を挙げてみましたが、ちょっと厳しめに書いちゃいました。しかし、床暖房については実はそんなに否定的ではありません。

我が家はコスト&リスクと快適性を天秤にかけて導入しなかったというだけで、床暖房で本当に快適になった!とても幸せ!という方々の気持ちも十分理解できますので、導入してもよいと思います。

太陽光発電とかオール電化とか、エコキュートのようなものよりは、床暖房のほうが理解できます。また、エアコン併用ではなく全館空調などとの併用であれば、床暖は見た目スッキリなので、見た目重視なご家庭にとってもメリットがありますよね^^

ということで、我が家では不要!導入しなかった床暖房についてでした!

 

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