ハードウッド耐久性比較開始から3年(36ヶ月)経過しました。前回の比較から1年経過しました。結論から言いますと、2年経過時点と比べてほとんど変化がありません。面白くありませんw
↑まずは1年前、2年経過時点から見てみます。左からイペ、ウリン、マニルカラ、イタウバ、セランガンバツ。上段が無塗装、下段がオイルステイン(オスモ)塗装。この時は半年に1度の頻度で塗装をしていたため、オイルステインの効果が持続している感じがします。色も無塗装に比べて濃いですね。
↑そして今回、3年経過。今回は塗装から1年経過していますので、かなりハゲハゲな状態ですね。
ハードウッド耐久性比較3年経過:表面
イペ
↑イペ。3年経過。左が無塗装。右がオスモ塗装。昨年から大きな変化はありません。
↑イペ、無塗装表面アップ。トゲやささくれもなく、状態は良好。
↑イペ、オスモ塗装表面アップ。1年放置すると、見た目が悪いですね。やはり半年に1度くらいのペースでメンテしたほうがいいですね。板材の状態としては、悪くありません。無塗装よりも表面は滑らかで状態がいいです。
ウリン
↑続いてウリン。左側、無塗装の中心に入った割れ目が気になりますが、浅く耐久性には全く問題ありません。これも昨年と変化なし。
↑ウリン、無塗装表面アップ。色がだいぶ抜けましたね。
↑ウリン、オスモ塗装表面アップ。塗装が中心部分しかのこっていません。見た目はとても悪いですね。ウリンは半年に1度のメンテでも、見た目はよろしくないので無塗装のほうがいいかも。
↑去年、2年経過時点のウリン塗装材表面アップ。塗装メンテから半年経過した時の写真。ご覧のとおり、見た目がよくありません。個人的にはウリンをウッドデッキ材に選ぶなら、無塗装にすると思います。
マニルカラ
↑マニルカラ(=アマゾンジャラ)。これも昨年から変化はなし。しかし、塗装したやつはウリンよりも見た目が良く見えます。気のせいか?
↑マニルカラ無塗装アップ。細かい割れ?筋がたくさん入っていますが、耐久性は問題なし。表面もサラサラしてます。
↑マニルカラ塗装アップ。やはり汚かったですw
マニルカラはウリンとよく似ているだけあって、塗装した材の状態も似てますね。マニルカラも塗装はせず、無塗装のほうが見た目がよい状態で維持できそうです。
イタウバ
↑イタウバ。わが家で使用している材です。毎度、贔屓しているわけではないのですが、無塗装、塗装材ともに状態が良い!
↑イタウバ無塗装アップ。アップにしてみると、少しけば立って見えます。指を這わせると少し引っかかりましたが、とげが刺さるようなことはありませんでした。
↑イタウバ塗装材アップ。塗装メンテから1年経過してるので、他の材と同様に塗装が剥げてはいますが、あまり汚くみえません。これはもともと木目がワイルドだから、自然に見えるのではないかと思っています。逆にウリンやマニルカラは木目が縦に揃っているので、塗装のハゲ感が目立ってしまうのではないかと。
セランガンバツー
↑最後にセランガンバツー。無塗装の表面が昨年よりもケバケバしく荒く見えます。
↑ランガンバツー無塗装アップ。表面の割れが少し大きくなってきたような気がします。他の材と比べてケバ立ちが目立ち、指を這わせると引っかかる感じ。
↑セランガンバツー塗装材アップ。他の材同様、塗装が剥げていますが、イタウバと同様にウリンやマニルカラと比べると汚らしくは感じません。
以上!全体的に変化の少ない、面白くない検証結果でした。おそらくですが、これから先数年は、同じような検証結果になるのではないかと思っています。8年~10年くらい経過しないと、差は出てこないのではないかと思っています。しかし、ここまで地道に検証してきましたので、これからも1年に1回ペースで検証していこうと思っています。
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▼イタウバ塗装・耐久性比較記事一覧はこちら!
コメント
こんにちは。
はじめてコメントさせていただきます。
こちらの耐久性比較などの記事を拝見し、10年以上経過して腐食が進んでいた自宅のヒノキの板塀をイタウバの無塗装で更新しました。
自分はDIYという訳でなく業者に施工してもらったのそれなりの出費がありましが、板の選定は間違いなかった思っています。
デッキも痛んできているので次はDIYに挑戦したいです。
いろいろ参考になりました。ありがとうございました。
楽だんごさま
コメントありがとうございます!
記事が役に立ったなら幸いです^^
ヒノキの板塀も、素敵そうですね!
業者さんに施工してもらったとのこと、羨ましいです。
私は新居に入居して2年経過しましたが、
ウッドデッキはいまだに施工中なうえに、出来がイマイチです^^;