【ウッドデッキ】ハードウッド耐久性比較:1ヶ月経過

ハードウッド耐久性比較

たった1ヶ月でも大きな変化?ハードウッドの耐久性比較開始から、1ヶ月が経過しました。

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします。

家づくりの記事中心で書き進めようと思っていた当ブログですが、昨年は9割近くウッドデッキ関連の記事になってしまいました。そして2017年、一発目の記事は、、、やはりウッドデッキ関連ですw

先月12月3日から、ハードウッドの耐久性テストを開始して今日でちょうど1ヶ月。思っていた以上に変化があって驚いています。ウッドデッキの情報収集をしているなかで、完成から数か月は結構変化が激しいという情報もあったので、多少の変化は予測していたのですが、当初考えていたよりも、変化が激しかったです。結構割れる(細かいひび割れ程度)。反りも出る色の変化も結構ある。材によってはササクレが出る。たった1ヶ月でこんなに変わると、ウッドデッキを天然木で検討していた人の中には、二の足を踏む人も結構いるのではないかと思います。しかし、最初の数ヶ月の変化が激しい時期をすぎると、あとは安定してくるらしいので、今はちょうど変化の激しい時期ととらえ、変化をみていきたいと思います。

イペ

気乾比重耐久性割れ反りアク価格耐用年数
1.1極大25年以上

まずはイペ。今のところ最も変化が少なく、安定しています。表面は本当に綺麗。ほとんど変化がありません。若干退色した程度か。

↑イペ無塗装表面。先週と変わらず綺麗です。

↑イペ無塗装表面アップ。割れササクレ一切なし。つるつるすべすべ。

↑イペ断面。細かい割れが確認できますが、他の材と比べると少ない。

↑イペ断面アップ。近づくと結構細かい割れがありますが、強度には全く影響はありません。

ウリン

気乾比重耐久性割れ反りアク価格耐用年数
1.1極大極大25年以上

アイアンウッド、ウリンです。こちらもとても安定してますが、断面は細かい割れが結構入りました。アクは評判どおり結構出てます。雨の日のあとなんかは、結構汚れます。

↑ウリン表面。綺麗です。右側が浅く割れているようにも見えますが、触った感触はひっかかりもなく滑らかです。

↑ウリン表面アップ

↑ウリン断面。細かい割れ。比較開始1週目から割れてましたが、そこからは状態は変わりません。わずかに反ってますが、よく見ないとわからない程度。

↑ウリン断面アップ

マニルカラ

気乾比重耐久性割れ反りアク価格耐用年数
1.020年以上

マニルカラ=アマゾンジャラ。検証している5種類のなかで、今のところ一番退色してるのがコイツ。アクはウリンよりも少ないと聞いていたのですが、結構出てます。

↑マニルカラ表面。綺麗で安定してます。

↑マニルカラ表面アップ。ささくれているようにも見えますが、実際は滑らか。

↑マニルカラ断面。微細な割れが多数。反りはわずか。

↑マニルカラ断面アップ。

イタウバ

気乾比重耐久性割れ反りアク価格耐用年数
0.920年以上

イタウバ。色の変化が大きく、マニルカラとは逆に色が濃くなっています。これは別途実施しているイタウバ材塗装・耐久性テストでも、同様の変化を確認しています。

↑イタウバ表面。艶やかでとても綺麗。整然とした感じのウリンやマニルカラと比べると、ワイルドな感じ。個人的にはこっちのほうが好みです♪

↑イタウバ表面アップ。ウロコ状にささくれているように見えますが、実際はなめらかです。

↑イタウバ断面。微細な割れ。

↑イタウバ断面アップ。割れはほとんどありません。

セランガンバツ

気乾比重耐久性割れ反りアク価格耐用年数
0.920年以上

セランガンバツ。表面に最も変化があった材です。うろこ状にケバ立ち、棘がでました。表面を撫でることで、2回ほど棘が指に刺さってしまいました。前評判どおり、ささくれやすい、棘が出やすいというのは本当でした。素足で使用する前提のウッドデッキでは、床板に使用するのは避けた方がよさそうです。写真右側の塗装してある材の表面は、撫でてもトゲがささるようなことはありませんでした。塗装することで、トゲやササクレの状態を緩和することができそうです。

↑セランガンバツ表面。中央付近がざらざらしてます。

↑セランガンバツ表面アップ。かなりササクレが出ているのがわかります。

↑セランガンバツ断面。こちらは割れも少なく状態は良好。反りもわずか。

↑セランガンバツ断面アップ

サイプレス

サイプレス。ハードウッドとソフトウッドの中間みたいな材。これも変化が大きかったです。大きな割れと反り。比較しているなかでは最も厚さが薄いとはいえ、ものすごい変化です。

↑サイプレス表面。大きな割れが確認できます。表面自体は滑らかで綺麗なのですが、屋外の過酷な環境にさらされるウッドデッキ材としては、正直不安です。

↑サイプレス表面アップ。力をかけて割ろうとしたら、そのままバキッ!と割れてしまいそう。

↑サイプレス断面。塗装・無塗装ともに、しっかり割れと反りが入ってしまってます。

↑サイプレス断面アップ

↑たった1ヶ月ですが、ここまで割れるとは。

ウェスタンレッドシダー

↑ウェスタンレッドシダー(WRC)。メインで比較しているハードウッド5種よりは柔らかい材ながらも、変化がすくなく安定しています。私のようなDIY初心者が自作でウッドデッキを作成するなら、柔らかく加工しやすくて耐久性もあるWRCが良いのではないかと思います。朽ちたら交換もしやすそうですしね^^

 

 

 

エコアコールウッド

クマル

ガラッパ

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