【ウッドデッキ】イタウバ塗装・耐久性比較:1ヶ月経過

イタウバ材塗装比較

イタウバの塗装・耐久性比較開始から1ヶ月が経過しました。先週ハードウッドの耐久性比較開始から1ヶ月経過の記事をアップしましたが、こんどはイタウバです。

↑写真右端から、下記のとおり。

  1. 無塗装1(メンテ無し)
  2. 無塗装2(メンテ有り)
  3. オスモカラー塗布
  4. ウッドガード塗布
  5. スーパーウッドステイン塗布

今のところ、無塗装1と2に差はありません。今後、無塗装2(メンテ有り)は、経年劣化の状況に応じて、メンテをしていく予定です。無塗装1(メンテ無し)には、表面の汚れを掃き掃除する程度で、メンテは一切しません。

↑上記5枚の板の右端に、室内保管用の無塗装のイタウバを置いてみました。無塗装1、2と比べると、だいぶ色が濃くなっているのがわかります。この1ヶ月で、随分色が濃くなりました。これが直近1ヶ月で一番の変化でした。

板と板の隙間

↑板と板の隙間は、3mm間隔。上記の写真のように、およそ3mmの定規を板と板の間に挟み込んで、ビスを打っていきました。いかにも素人のDIYって感じですよねw

施工当初は、定規を強くひっぱらないと抜けない程度に、キツめに隙間を調整しました。1ヶ月経って改めて定規を入れてみると、、、キツい感じはなく、ちょうどぴったり定規が納まるといった具合です。少し材が痩せたかな?という程度。

↑このイタウバすのこは12月上旬に作成したので、作成時はそこそこ乾燥した状態だったと思います。これがもし湿気の多い時期、梅雨時とか夏季に作成したなら、冬場には材が乾燥して、もっと隙間が開くのでしょうね。

ウッドデッキは多少隙間がないと水はけが悪くなり、材の劣化を早めるといいます。しかし、隙間が開きすぎると、そこから物が落下する可能性は高くなります。デッキを作成する季節によって、隙間の大きさを調整しながら作成する必要があります。

室内のフローリングでも、無垢材にしたい場合は、やはり季節によって隙間の調整が重要という情報をたくさん見ました。

夏季(湿気が多い時期)に施工するなら、隙間をあけずきっちりつめて施工する。そうしないと冬の乾燥した時期に材が痩せて隙間が大きくなり、見た目が悪くなったりゴミが隙間に入りやすくなる。

冬季(乾燥した時期)に施工するなら、少し隙間をあけて施工する。きっちりつめて施工してしまうと、夏季の湿気が多い時期に膨張し、板が浮き上がったりするので、名刺1枚入る程度の隙間を空けながら施工する。

、、、天然木のウッドデッキも、無垢のフローリング材同様、変化しますので、隙間の調整は結構重要でしょう。我が家の場合、ウッドデッキの施工は今回のイタウバすのこの作成とは間逆の夏になりそうなので、隙間の感覚はもう少し詰めて施工してもらう予定です。あくまでプロの意見をよく聞いたうえで判断しますが、あまり隙間が無いほうが美しく、物も落下しづらいでしょうし、なによりウッドデッキの下にゴミがたまると虫なんかのいい餌になってしまうのではないかと少しだけ懸念していますので、隙間はできるだけ少なくしたい!というのが、今の私の考えです。その判断材料として、今回の検証で隙間の変化もチェックできたらと思っています。

無塗装

↑無塗装イタウバ2枚。よい感じに濃い茶褐色になっています。模様とあいまって、ワイルドな感じですよね。この写真は上手くとれました。かなり現実に近い色です。細かいクラックが確認できますが、指を這わせると滑らかなのはかわらず。よい状態です。ササクレや棘も、いまのところありません。

↑斜めから。光の加減と模様で反射して、艶があるようにみえますね。見る角度によって変化する、見ていて飽きない材です。

オスモカラー

↑オスモカラーウッドステインクリアープラス(外装用)#420を塗布したイタウバ材です。クリア系のオイルステインですが、塗装したような色味です。右側の無塗装と比較すると、色の違いが明確です。表面はまだまだ塗装がしっかり活きている様子。

↑斜めから。色の濃さが目立ちます。艶がありとても綺麗で良い状態。クラックなどは一切ありません。

ウッドガード

↑ウッドガードクリヤ油性外部を塗布したイタウバ材です。塗装した当初から、3種類のなかで最もツヤが無くマットな感じでしたが、1ヶ月経過後も一番ツヤがありません。先週の撥水テストでは、他のオイルステイン同様しっかり水を弾いていました。

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↑斜めから。板の右端部分に、わずかにクラックが入っています。しかし、無塗装とは違ってオイルステインがしっかり保護してくれている感じ。こちらもオスモカラー同様、塗装が活きています。

スーパーウッドステイン

↑スーパーウッドステインを塗布したイタウバ材。色の濃さ、ツヤはオスモカラーに似てます。こちらも状態は良好。

↑斜めから。綺麗です。

総評

最初にも書きましたが、1番の変化は無塗装の色の変化です。薄い茶色から濃く渋い茶色へと変化しました。これも退色の一種だと思いますが、色が薄くなるのではなく濃くなりました。事前調査では、最初の1ヶ月は色が濃くなり、以後は徐々にいろが落ちていくみたいなので、次の2ヶ月経過の変化がとても楽しみです。とくに塗装してある3枚との比較。どの程度退色を防いでくれるのか。オスモカラーとウッドガードは紫外線もカットしてくれるらしいので、この2つの塗料で退色防止効果に差が出るのか?スーパーウッドステインは、クリアタイプは紫外線をカットしませんと明示しているけど、無塗装との差はでるのか?

ここまでは毎週変化をレポートしてきましたが、ここからは月一回ペースで変化をみていこうとおもいます。

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