3ヶ月ぶりのハードウッド耐久性比較記事です。ウッドデッキ材(ハードウッド)の耐久性比較を開始してから1年3ヶ月経過しました。前回の丸1年経過時点の記事を掲載したあとに、オスモカラーを塗装した材の再塗装を行いました。それから3ヶ月経過しましたが、全くと言っていいほど変化がありませんw

↑日があたる明るい場所で撮影。左からイペ、ウリン、マニルカラ、イタウバ、セランガンバツーです。写真上が無塗装、下がオスモカラーウッドステインクリアープラスを再塗装(2度塗り)した材です。
無塗装はどの材もすっかり色が抜けて、シルバーグレーに。どれもナチュラルな感じで味があり、素敵です。イペやウリンは硬いささくれやトゲが出て危ないといわれますが、今回指を這わせてみたところ、全く引っかかりませんでした。
ウリンに似ているマニルカラも同様に滑らか。むしろささくれやトゲがすくないといわれるイタウバのほうが見た目ザラザラしていて危なそうな感じ。手の平をベタっとつけて擦ってみたところ、最初引っかかるような感じがしたのですが、何度かこすっているうちに滑らかに。これはイタウバの特徴としてよく出てくる特徴である、「トゲが出てきても柔らかいのでポロポロとれる」という現象だと思います。
最後の1枚、トゲささくれが目立つセランガンバツーですが、こちらも意外とザラつきが落ち着き、指を這わせると引っかかる感じはするもののトゲは刺さらず。
↑日陰に移して撮影。どの材も断面は3ヶ月前と大差ないので撮影しませんでした。丸1年経過時の記事にも書きましたが、失敗したと思うのは、再塗装をもっと早くやっておけばよかったということ。再塗装せずに1年間引っ張ったため、写真中央のマニルカラはサンダーをかけても剥げた感じが残ってしまい、再塗装しても跡が残って美観がよくありません。
再塗装のスパンを短くするか、再塗装の際にサンダーをもっときつく、荒くかける必要があるかと思いますが、見た目の美しさを重視するなら再塗装のスパンを短くするのが最善ではないかと思っています。その分、メンテナンスコストは上がってしまうのが悩ましいところです。
短いですが、今回のハードウッド耐久性比較はこれで終わりです。サイプレス、WRC、クマル、エコアコールウッド、ガラッパについては割愛します。今回は再塗装後のチェックという意味では有意義でしたが、ハードウッドの耐久性および変化という点においては、あまり意義がありませんでした。
ということで、今後は半年に1度のペースに変更します。次回は3ヶ月後、6月に更新します。その後は半年あけて12月に更新。ハードウッドの変化をはかるには1年毎でもよさそうな気はしますが、ひとまず今年(2年目)は、このペースで様子を見ていく予定です。
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