ハードウッド製門柱・ウッドフェンスのオイルステイン塗装・メンテナンス方法まとめ

外構・エクステリア

今回はハードウッド製の門柱・ウッドフェンス塗装、メンテナンス方法について書きたいと思います。これまで何度か塗装メンテナンスの記事をアップしてきましたが、これまでのメンテナンス状況やスケジュール、期間、メンテナンス方法などをまとめます。

イタウバ製門柱・ウッドフェンス。柱はウリン

我が家のウッド門柱とウッドフェンスは、両方ともハードウッド製です。ウッド門柱は板材がイタウバ、柱材がウリン。どちらも耐久性が非常に高く、イタウバは20年以上、ウリンは30年以上もつといわれている優秀な木材です。ウッドフェンスは板材イタウバ柱材アルミです。ウッドフェンスは板材が1枚2mあり、結構な重さになることと、フェンスの高さが一番高いところで2m弱あるため、柱材はそれに耐えうる強度のものにしました。

イタウバ、ウリンともに強靭なハードウッドですので、ノーメンテでも20年以上はもつと思いますが、1年も経てば色がぬけて劣化したような質感になります。いわゆるシルバーグレーという状態になるわけですが、そのままでも素敵だと思える人もいれば、朽ちた、劣化したという印象を持つ人もいます。個人的にはシルバーグレーの門柱やフェンスも素敵だと思うのですが、おそらくハードウッドなどに興味がない、その存在すらしらない多くの世間様からみれば、後者の印象を持つ人のほうが圧倒的に多いでしょう。

我が家では美観を重視し、木材の寿命を延ばすためにも、定期的にオイルステインを塗ってメンテナンスをしています。

↑新品のウリン。赤褐色でよい質感です。木の密度が高く、硬くて重い。

↑塗装せず無垢のまま2年間放置したウリン。すっかり色が抜けてしまいました。

↑次にイタウバ。右が新品時の材を室内保管していたもの黄褐色の良い質感。その隣2枚は無塗装のまま2年間外に放置していたものです。無塗装でシルバーグレーも素敵ですけどね。

半年に1回オイルステイン塗装

↑設置後1年半経過した門柱とウッドフェンス。設置から数ヶ月おきに状態をチェックし、まめに塗装メンテナンスをしています。

およそ1年半に渡ってウッドフェンスと門柱の状態を見ながらメンテナンスをしてきた結果、半年に1回程度のメンテナンスが良い状態を保てると思っています。フェンスや門柱の板に剥げ感が出てくる前か、出始めくらいで再塗装すれば、この写真のような状態をキープできます。

初回の塗装は2度塗り2回目以降は半年ごとに1度塗りで十分。1年に1回程度のメンテナンスだと、塗装の剥げ具合が見苦しくなるうえに、再塗装する際にも研磨しないと汚い仕上がりになってしまいます。半年に1回の頻度であれば、汚れを落としたうえで上塗りするだけでも綺麗になります。

ただし、環境によっては塗装の劣化が早まる可能性がありますし、逆に遅くなる可能性もあります。我が家の場合、門柱とウッドフェンスは北側にあり、日射がそんなに多くありません。また、隣家があり、雨の当たり具合も多少、少ないのではないかと思います。何も遮るものがないような環境だと、塗装の劣化も早くなると思います。

ウッドフェンス日射時間によって塗装の劣化具合がかわる

↑日射時間の違いがよくわかる写真。フェンス右側のほうが日が当たる時間が長く、塗装の劣化がはやいです。ということで、半年を目安にしつつも、環境と塗装の劣化具合に応じてメンテナンススパンを決めるのがよいと思います。

オイルステインはオスモカラーウッドステインクリアープラス(外装用)#420

イタウバ製ウッドフェンスの塗装・オスモカラーウッドステインクリアプラス外装用
オスモカラーウッドステインクリアープラス(外装用)420 750ml オスモ

↑塗装に使う塗料は、オスモウッドステインクリアープラス。優秀なオイルステインです。他のオイルステインと比較検討して、実際に塗り比べをしてみて決めました。我が家ではウッドフェンス・門柱・ウッドデッキすべて、これを塗っています。ちなみにオスモを塗る刷毛は100均で購入した安いものを使い捨てています。オスモ純正のものは高いので。

オスモブラシ 50mm巾

↑オスモ純正、オスモブラシ。2000円オーバーです高いっすw

オイルステインウェット研磨・100均で購入した刷毛

↑100均の刷毛。フェンスや門柱には70mmのものを使用。木工では20~30mm。この写真に写っている20数本と、さきほどのオスモブラシ1本がほぼ同じお値段。エコじゃないですけど、これを使い捨てで使ったほうがコスパいいし洗浄とかしなくていいので楽なのです。

↑大好きな1枚。2018/4/28に再塗装したときの写真です。オスモはツヤがあり、かつ木目の良さが活きるので、良い質感になります。

ベストな塗装メンテナンスの時期

半年スパンを目安とした場合、個人的な塗装メンテナンスのベストタイミングは、

1.梅雨前の暖かく気候がよいGW前後

2.寒さが厳しくなる前、涼しい季節の11月上旬~中旬

です。

オイルステイン、特に粘度が高いオスモは、寒い季節だと固く塗りづらく乾きも遅くなるため、11月の上旬~中旬くらいまでにはメンテナンスしたいですね。寒くて作業がつらい!なんてこともなく、快適です。夏も同じく暑くて作業がつらいので、やはり春先か暑さが本格化する前にやってしまいたいですね。オスモは撥水性も素晴らしいので、梅雨入り前のメンテナンスがオススメです。

これまでの門柱・ウッドフェンスメンテナンス状況

2017/10/28:門柱設置

↑門柱設置時の写真。まだ門柱の後ろにウッドフェンスがありません。この時はまだ門柱は無塗装。

2017/12/09:ウッドフェンス設置&初塗装

【DIY】北側玄関アプローチのウッドフェンスを自作!2
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↑このタイミングでウッドフェンスと門柱ともに初塗装。両方とも2度塗り。

2018/04/28:門柱2度塗り、ウッドフェンス1度塗り

イタウバ製門柱・ウッドフェンスの再塗装!劣化前にオスモカラーを塗布!
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↑初の再塗装。門柱は厚塗り気味になってしまった。

2018/08/19:門柱1度塗り、ウッドフェンス1度塗り

→ウッドフェンスはところどころ塗装の剥げ感が出てきて気になったので再塗装。門柱は前回再塗装時に2度塗りしたためか、剥げ感なく状態が良かったが念のため再塗装。サンダーで研磨はせず、布で汚れをふき取ってからオスモを上塗りした。

2018/12/09:門柱1度塗り、ウッドフェンス1度塗り

状態は良かったが、イタウバ塗装耐久性比較で使用している板材の再塗装に合わせて実施。

2019/06/08:門柱1度塗り、ウッドフェンス1度塗り

門柱はツヤは無いものの、剥げ感なく良好な状態。ウッドフェンスは日光が当たる時間が長い右側半分に剥げ感が出ていた。

イタウバ製ウッドフェンス塗装メンテナンス・オイルステインが剥げかかったフェンス

↑2019/6/2撮影。前回のメンテナンス(再塗装)からちょうど半年。白っぽく剥げ感がでてきました。

イタウバ製ウッドフェンス塗装メンテナンス・オイルステイン塗装

↑少し引いて撮影。状態としてはまだそんなに悪くはないですが、ここからさらに剥げてくると見苦しくなってしまうので、再塗装を実施します。

2019/11/03:ウッドフェンス1度塗り

門柱は塗装の状態が良かったため、塗装せず。ウッドフェンスのみ1度塗り。門柱は最初の1年目でオスモを結構厚塗りしてしまったせいか、塗装の効果が長く持続している様子。

↑門柱、ウッドフェンス設置後、約2年経過しました。アップの写真は撮影し忘れてしまったのですが、イタウバの色は抜けていません。良い状態をキープできています。

2020/03/14:雨の夜。ウッドフェンスの水弾き

↑夜にウッドフェンスを撮影。前回メンテナンスから4カ月経過していますが、しっかり雨水を弾いています。良い状態をキープ!

↑アップで撮影。水玉が水弾きの良さを表してます。

↑フェンスはウッドデッキよりも水がとどまりにくいので、塗装面の状態も長持ちするのかもしれません。

▼2020/05/02(予定)

暖かい春先、梅雨前にメンテナンス予定。

以上です。今後も再塗装したりメンテナンスしたら、このページに追記していく予定です。半年に1回の再塗装で、美観がキープできるのか?とても楽しみです^^

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