先週、意気揚々と鋼製束&根太で鉄骨大引工法の基礎を作ってみたところ、、、激しい横揺れが発生してしまったため、急遽設計を見直すことに。今週の平日の通勤電車内では、この設計のことで頭がいっぱいでしたw
なんとかこれまで購入した材料と、余った材料で丈夫な基礎にしたい。できる限り追加でコストはかけたくない。どうすればいいか。。。
色々調べてみたところ、基礎の四隅の束に木製の角材(70角もしくは90角)を配置し、その束と束を板材で固定してしまえば揺れなくなるという方法を発見!これなら今ある材料でいけそう!ということで、早速設計図を作成!フリーハンドで書いた設計図は汚なすぎて見せられるものではありませんので、◎□▼の記号で、簡単に基礎の設計図を書いてみましたw
初期バージョン
まずは当初から完璧!これでいくぞ!と自信満々だった鉄骨大引工法の基礎です。
◎・・・鋼製束
□・・・鋼製根太&大引き
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↑上記設計図とは向きが違いますが、現状の基礎をご理解いただくための1枚。束はすべて鋼製束(24本)です。この写真の段階では束と根太、大引にビスを打って固定していませんが、実際は束が設置してある場所すべてにビスを打って根太と大引を固定しています。この基礎の上に、厚さ30mm×幅105mm×長さ2100mmのイタウバの床材を配置し、何枚かはビスを打って固定してみたのですが、それでも横揺れはおさまりませんでした。
↑骨折中の息子、イタウバの床材を仮置きしたウッドデッキに寝転がるの図。暢気に「きもちい~♪」なんて言いながらゴロゴロ転がってますw
板を置いてみると結構しっかりしているように見えるのですが、デッキの上で飛んだり跳ねたりすると横揺れします。妻は「そんなに気にならない」と言っていますが、私はとても気になりますw
長く使用するものですので、安心安全に作らないと!
横揺れ対策バージョン
次は横揺れ対策バージョン。
◎・・・鋼製束
□・・・鋼製根太&大引き
▼・・・木製束(イタウバフィエラの90角)
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ウッドデッキの四隅と、南側前面を全て木製束に変更することに。前面部分は束と束を板材で固定したいため、この部分は全て木製束にしました。これで24本あった鋼製束は半分の12本に。。。1本あたり800円弱だったので、1万円ほど無駄になりました。しかし、DIY初心者ですで仕方ないと割り切っています。とてもよい経験になったので、1万円でよいお勉強をさせていただいたと感謝していますw
12本分の鋼製束を撤去して木製束に変更するということは、その分の木製束を用意しなければいけないわけで、、、長さ300mm~360mm程度の束が12本必要。しかも、基礎の重要な箇所を支える部材ですので、ヤワなやつではダメ!70角では心もとない。90角がいい。
90角というゴツくて頑丈な角材、、、そう、我が家にはあるのです。余っている90mm×90mmの角材が!門柱を作るときに、門柱の柱として最初に使用する予定だったイタウバの90mm×90mm×2100mmのデカくて重い角材が2本!手つかずで残っているのです!1本あたり15kg?ほどあり、あまりのゴツさと太さに恐れをなし、、、門柱に使用するのはやめよう。ということになったため、大事に保管していたのです。
イタウバの90角で基礎束作成!
ということで、この大物をいざ切断!いままでは20~40mm程度のものしか切断してきませんでしたが、今回は90mm!私が所有している丸ノコでは1度では切断できませんので、3回に分けて切断することになります。
墨出し(線引き)
↑まずは切りたい長さに合わせて線を引きました。墨出しとか言うらしいのですが、シロウトの私にはよくわかりません。2Bの鉛筆で、丸のこガイドを使って適当にまっすぐな線を引きましたw
切断1回目
↑線に沿って、1回目の切断!なんとなく、まっすぐキレイに切れましたが、まだ切断できてはいません。
切断2回目
↑刃をいれたイタウバ材を手前方向に90度回転させて位置変更。半分くらいまで切れてるのがわかります。こんどはこの刃の切れ込みにあわせて、丸ノコの刃を進めていきます。
↑写真中央、切れ込みにあわせて刃を近づけています。スレスレのところでスイッチオン。回転している刃を慎重に切れ込みに入れていきました。
この要領で3回切れば、無事切断できる、、、はず!
切断3回目
↑よっしゃー!切れた~!なんかちょっと焦げてるっぽいのと、1ミリ弱ズレてるかな?初めての90角切断にしては、キレイに切れたのではなかろうか?
↑よっしゃー!こんどはキレイに切れた!段差がほとんどわからない!この調子でどんどん切っていきます^^
↑調子に乗っていると、、、ミスっ!1~2mm段差ができてしまった!思っていたよりは簡単だったけど、やはり難しい!
↑はい。こちらは夏にリーベさんでイタウバフィエラの90角を購入した際に、1カット216円を支払ってカットしてもらった材の写真です。このときは正直、プロなんだからもっとキレイにカットしてくれないかなーガッカリだよ。なんて思っていたのですが、1本カットするのにも手間は結構かかるし、キレイに切るのは結構難しいしチップソーなどの消耗品の磨耗もありますからね。216円でも安いくらいかもしれません。自分でやってみて、初めてわかる人の苦労^^;
話を戻しますが、初めての90角切断にテンションが上がってしまい、夢中になって切断作業を進められたおかげで、、結構短時間で12本分の束を切り終えました。これまでの門柱作成やSPFでのソーホース作成、棚や踏み台の作成で丸ノコの扱い自体には慣れてきてたので、危なげなく作業が捗りました。やはり経験、場数は大事ですね^^
木製束の切断まではスムーズにいけたのですが、この後が大変でした。鋼製束があった箇所のビスはずし、木製束への付け替え、水平だし、、、平行して束と束の間に接合するための板材にオイルステインを塗布するなどなど、、、やることが多すぎてパニックですw
忙しすぎて写真を撮り忘れてしまいましたが、明日のエアコンを取り付ける側(西側3m)の基礎だけは、なんとか組み上げることができました!
問題の横揺れは、、、無い!!
横ステップしたり激しく足踏みしたりしてみましたが、横揺れほとんど無し!やはりハードウッドの90角はゴツいだけあって安定感抜群!束と束を接合したのもあって、かなり揺れに強い構造になったな~と思っていましたが、改善前との変化に感動しました。これで横揺れ問題は解決しました^^
よかった~本当によかった、、、涙
しかし!!朝から夕方までかかり基礎まで進みましたが、まだ床板が1枚も貼れていません。明日にはエアコン工事なのに、、、ピンチです。明日の朝から鋼製大引きに下穴を開けて、床板にも下穴をあけてビスを打ち込むという作業を最低10枚分は行なう必要があります。時間が無い!引越してきて間もないので家の中もまだぜんぜん片付いていないのですが、そっちは妻に任せて私は全力でエアコン工事に間に合わせるべく、床貼りをします!筋肉痛でキツいけど楽しい。がんばりまーす^^
↑【2019/06/09追記】基礎部分の写真です。木製束と木製束をSPFの1×4材で固定するという荒業!板材や束と同じイタウバにしようかと思いましたが、デッキの下だしそんなに濡れないだろうから大丈夫だろうということで、SPFにオイルステインを塗ってコーススレッドで固定しました。写真みた感じだと不安に感じるかもしれませんが、全く揺れなくなりました。見た目はよろしくないですけど、我が家のウッドデッキは道路沿いではないのと人目に付きづらいので、基礎部分の見た目はまったく気にしていません。コストをおさえつつ丈夫で長持ちしてくれればOKです^^
コメント
鉄骨大引工法に興味があります。
横揺れ防止の為に取り付けた木製の束はザム鋼製材にどのようなビスを使用されたのですか?
ワタナベさま
コメントありがとうございます!
ビスはウッドデッキの床板に使用しているビス同じものを使っています。
匠力のステンレス製ウッドデッキビスです。
下の写真の右端のほうに、茶色いビスが写っていますが、それです。
https://simplenatural.jp/wp-content/uploads/2017/11/DSC_0491.jpg
1本の束に対し、4本のビスで固定しました。
結構束の端ギリギリにビスをうつ形になるので、
まっすぐビスを打つのではなく、気持ち少し斜めに打ちこみました。
参考になれば幸いです!