イタウバの塗装・耐久性比較開始から3年(36ヶ月)経過しました。
↑写真右端から、下記のとおり。
- 無塗装1(メンテ無し)
- 無塗装2(メンテ有り)
- オスモカラー塗布
- ウッドガード塗布
- スーパーウッドステイン塗布
※無塗装2はメンテ有りと書きましたが、まだ一度もメンテしたことはないので、現時点では無塗装1のメンテ無しと違いはありません。
▼イタウバ塗装・耐久性比較で使用しているオイルステインについては、下記の記事に詳しく書いてあります
これまでの変化
まず、これまでの変化を半年毎に見ていきたいと思います。撮影環境や大きさがまちまちですが、ご容赦くださいw
↑検証開始時
↑6ヶ月経過
↑1年経過:再塗装前
↑1年経過:再塗装後
↑1年6ヶ月経過
↑2年経過
↑3年経過
最初の1年目だけ、1年後に再塗装を実施。その後は半年毎に再塗装を行なっています。そのため、塗装材については1年経過時点の状態が一番悪く見えます。1年6ヶ月と2年経過時点では、殆ど差がありません。そして、2年経過時点と、今回の3年経過時点も状態の変化はありませんでした。とても安定しています。
無塗装
↑無塗装2枚。ほとんど変化がありません。
↑無塗装表面を可能な限りアップにしてみました。表面がザラついてるようにみえますね。指を這わせるととげが刺さりそうですが、大丈夫でした。
↑角度を変えて撮影。色は抜けてますが、木目が美しいです^^
オスモカラー
↑続いて、オスモカラーウッドステインクリアープラス(外装用)#420を塗布したイタウバ材。これも昨年と状態はかわりません。塗装の剥げ方まで似ています。木の色が残り、ナチュラルな木目の状態をキープできています。
ウッドガード
↑次にウッドガードクリヤ(油性外部用)。はい、毎度おなじく白っぽくなってしまいました。塗装の効果は既にありません。右隣のオスモと比べれば、効果の持続性は一目瞭然。
スーパーウッドステイン
↑最後にスーパーウッドステイン。昨年同様、ウッドガードと酷似。
撥水性テスト
続いて撥水性テスト。面倒なので、途中経過の開設などは省きます。水弾き具合などは、昨年と大差ありませんので、気になる方はそちらをご覧ください。
↑いつもどおりの結果です。オスモは半年経過しても撥水効果が残っています。ウッドガードとスーパーウッドステインも、無塗装に比べると乾くのは早いのですが、水をはじくという感じではなく、浸透しちゃってます。
総評
昨年と全くといってよいほど変化がありませんでした。よく言えば、安定しています。無塗装も変化がなく、良い状態をキープ。メンテナンスするのは面倒という人は、思い切って最初から無塗装のほうが、良い状態をキープし続けられるのではないかと思います。
オイルステインとしての効果、耐久性については、オスモが圧倒的に優秀という結果が出ていますので、来年以降はウッドガードとスーパーウッドステインの塗装はやめることにします。正直なところ、オイルステインにも使用期限がありますし、今後この検証のためだけにオスモ以外の塗料を購入するのは無駄だと思うので、今年で終了。しかし、検証はこれからも続けていきます。ウッドガードとスーパーウッドステインでメンテしていた板は、これからはオスモを塗ります。初年度からオスモを塗った板と比べて、色や質感に変化があるのか。などなど少し気になるので、検証してみようと思っています。
もう1点、無塗装の1枚は、今年からオスモで塗装してみようと思っています。3年間無塗装で色が抜け、シルバーグレーになった板材をサンダーで研磨して、オスモを塗布。これでイタウバの色味が復活するのか?初年度からオスモを塗った板と比べてどの程度の差がでるのか?これは結構気になるので、結果が楽しみです^^
ちょっと時間がなかったので途中になってしまいましたが、塗装した板をサンダーでゴリゴリ研磨してみました。
↑オスモ塗った材。
↑これもオスモ
↑右はオスモ
↑オスモ以外の2つ。茶色い部分が出てきましたが、白っぽい箇所が消えてくれません。
↑もっと深く、荒く削れば白っぽい箇所も茶色くなりそうですが、このくらあいにしておきます。この研磨した状態から、3枚すべてオスモを塗っていきます。また後日塗装した状態をアップする予定です。
以上、イタウバ塗装・耐久性比較3年経過時点のレポートでした!
次回は1年後、2020年11月上旬に更新予定です。
検証開始~1ヶ月:週1回検証
2ヶ月目~6ヶ月:月1回検証
~1年目:2ヶ月に1回検証
~2年目:6ヶ月に1回検証
~3年目以降:1年に1回検証←今ここ!
▼イタウバ塗装・耐久性比較記事一覧はこちら!
▼ハードウッド耐久性比較記事一覧はこちら!
コメント
こんにちは。よろしければご教示いただきたくコメントさせていただきました。
うちにもイタウバのウッドデッキがあり、4年目になりますが無塗装(ノーメンテ)です。
最近、塗装を検討しており、色々と調べていたところ、このブログを発見し興味深く拝見させていただきました。
2019年11月時点で無塗装の1枚にサンダーをかけて塗装してみる、とありますが半年経った結果はいかがですか?無塗装のままの板と比べて変化はありましたでしょうか。
また、塗装した時点で色味の復活はありましたか?
ご都合よろしければコメントいただければ幸いです。
だっふぃーさま
コメントありがとうございます!
>また、塗装した時点で色味の復活はありましたか?
結論から申し上げますと、色味の復活はありませんでした!
褐色にはならず、こげ茶、というよりは黒っぽい感じになってしまいました。
今日撮影しましたので、明日か遅くとも明後日には、
写真付きの記事でアップしようと思っております。
参考になれば幸いです!
ご返事ありがとうございます。参考になります。
やはり色味が戻るのは難しそうですね。
先日高圧洗浄したところ下地の色が出てきたので、丁寧に洗浄と研磨をした上で塗装すればある程度復活するかな~、と思いましたが難しそう…。
何より4年も経過した後に塗装したところでどれ程保護効果があるかも分からないですし。
そうですね、高圧洗浄&研磨なら少しは戻るのかもしれませんが、結構削らないとダメかもしれませんね。
1~2mm削ったとしても、20mm厚の床板なら結構削ることになってしまいますので難しいですね。
我が家のウッドデッキの床板は30mmでかつ、3年放置でがっつりシルバーグレー化しています。
気が向いたらケルヒャーで高圧洗浄後に、研磨してみようとおもいます^^